みなさん、こんにちは。くりえいとの宮崎です。
去る13日に東京大神宮で開催されました、東京宗像会(福岡県宗像市に縁のある方々が集う会)にお呼びいただき、僭越ながら講演をいたしました。
このような貴重な機会を与えていただきましたご関係各位に、心より御礼申し上げます。
私の講演はさておき、会場では多くの方とお話ができた。
そういったご縁にも感謝。

心残りは新年会で宗像のテンちゃんと一緒にイカの着ぐるみに入るつもりだったのが(事前準備までしたのに)、タイミングが合わず叶わなかったこと。
ああいうの、よだれ出るほど大好物で(笑)
いつか宗像市内でリベンジだな、これは。
高崎さん、よろしくお願いします!
予期せぬ質問の正体
非常に有意義な時間を過ごさせていただいたが、宗像市に帰ってきたあと、取引先のK社長さんから、
「社長、東京宗像会、ご苦労様でした。ところで『株式会社代表のお面をかぶったコミュニスト』ってどういう意味?」
と予想もしていなかった問いが。
え、なに?と、あたふたした。
確かに東京宗像会では、そんなことを話したし、スライドには確かにその文言もあった。
でも、この話をしてこられたK社長は東京宗像会にはいらっしゃっていない。
何でその話を知っているんですか?と聞いてもニヤニヤされるだけ。
なんだかとても嫌な予感がする。
ひそやかな隠し事をタンス預金のようにしまえていると一人ほくそ笑んでいたものが、人にそれを知っているよ(そして黙っていた)とほのめかされる、そんな嫌な予感。
太宰治「人間失格」における『ワザ、ワザ』みたいな。
その答え合わせができたのは、その日の夕方。
弊社スタッフと移動中に彼が話した、このひとこと。
「宮崎さん、登山は今も行っているんですか?」
待て待て、どうして最近は疎遠な山の趣味を知っている?
「それ(登山の趣味)、なんで知ってるの?」
「え、先週の東京宗像会の写真見たんですよ、宗像市のフェイスブックの」
さすがに鈍い私でも謎を解決できた。
一番見られたくない(クオリティの低い)プレゼンシートが「世界に公開されている」ことを。
太宰治が(今日はこれで押す)「井伏さんは悪い人です」と書いたぐらい、市の広報のみなさんを恨んだ(笑)
山下商店で豆腐購入
せっかく東京まで足を運んだので、翌日は2つの目的をもって東京近郊を歩いた。
ひとつは、山下商店に行き、山下健さんの豆腐を味わうこと。
もうひとつは、都内にある、おもしろい取り組みをしている公園を見て回ること。
まずは山下商店さん(所沢)へ。

現在、当社は農業法人の経営に参画させていただいている。
まだどうなるか分からないが、この農業法人で宗像の特産のひとつである「大豆」を育て、市内にひとつもなくなった豆腐づくりを再開させたいという、ひとつの夢が私にはある。
数年前からウロウロ各地の豆腐屋さんをめぐっているが、今年に入ってこの山下商店さんの話を信頼できる筋から伺った。
聞けば、プロフェッショナル/仕事の流儀でも取り上げられた豆腐職人さんらしい。
電車を乗り継いで、駅から徒歩15分弱。
注意して見ていないと見逃すような、民家を増築した構えの工場。
敷地内に入ってみる。
工場施設内のおばあちゃんは忙しなく作業をしながらガラス越しにチラ見してくるものの、それ以上の動きはない。
私としては「どなたでしょう?」ぐらいのことをおばあちゃんから言ってもらえると、説明のチャンスが発生するのだが、この状況ではこちらから扉を開けて話しかけないといけないし、おばあちゃんの作業は忙しそうで、どうも!と扉を開けるのも憚られる。
そうこう逡巡していると、そこにどうやら山下豆腐の関係者らしき若い男性が通りかかる。
何かご用ですか?
天からの啓示のような、その男性の「何かご用ですか」をいただき、こちらで豆腐の購入は可能でしょうか?と質問したところ、買えますよ、何にします?とあっさり関門をクリア。
油揚げと、きぬ豆腐、もめん豆腐を購入。
480円也。

これをどこで食べようかとひと思案する。
今日のもうひとつの目的は、可能な限り、都内の中小の公園を視察する(将来の企画のため)ことにしているので、行った先の公園で食べるか、と決断。
途中、コンビニで醤油を購入し、図々しくスプーンもいただく。
今回に限り、とオバちゃん店員から厳に言われたが、もちろん私にも異論はない。
この先、もう二度と公園でひとり豆腐を食するつもりはない。
公園視察と豆腐実食
週末の親子連れで賑わう公園。
写真を添付するが、このうちアート系の公園の端っこの方でひっそりと豆腐を開いた。

頂いたのはもめん豆腐。
めちゃくちゃ美味しい。
醤油なしで充分戦える(戦えるとはなんだが)とか思いながらも、醤油をかけてもみる。
これが当然また美味。
(ただし、後日私に山下商店さんを教えてくださった方に報告したところ、私の訪問を山下様にご連絡いただいたようだが、どうやら醤油をつけて食べるものではないらしい)

都心の公園なので、端の方にいても人の出入りは止まらない。
オールバックでヒゲのおじさんが豆腐を容器のままスプーンを使ってプリンのように食べている景観は、地域にとってJアラート的不審な状況であることを明確にメタ認知しているので、人が通るたびに、羞恥心を通り越して罪悪感のようなものが芽生えてくる。
太宰治であれば「恥の多い生涯を送ってきました」と詠嘆するところだが、太宰ならぬ宮崎は、これを宗像のために活かすのだ、と考えて一丁を完食。
宗像で豆腐復活へ
この思い出も笑い話にできるように、いつか、宗像で豆腐づくりを再興したい!
走れ、ジブン!