赤間駅前イベント「きてみー」第1弾レポート|真夏の怪談グランプリで満員御礼の夏の夜

2026.08.07
赤間駅前イベント「きてみー」第1弾のアイキャッチ画像。夕暮れの赤間駅北口公園に組み立て式屋台が並び、「真夏の怪談グランプリ」でにぎわった様子を伝えている。

2026年8月1日、赤間駅北口公園にて駅前よりみちイベント「きてみー」の第1弾「真夏の赤間駅前 怪談グランプリ」が開催されました。立ち見が出るほどの盛況となった当日の様子と、駅前の新たな可能性を感じた一夜をレポートします。

赤間駅を利用するとき、みなさんはどのように過ごされていますか?

通勤や通学、お買い物など、「目的地へ向かうために通り過ぎる場所」になっている方も多いのではないでしょうか。

「いつもは通り過ぎてしまう駅前を、少しだけ立ち止まってホッと一息ついたり、楽しんだりできる居心地の良い場所にしたい」

そんな想いからスタートした駅前よりみちイベント「きてみー」。

その記念すべき第1弾が、2026年8月1日(土)の夕方から夜にかけて、赤間駅北口公園にて開催されました。

今回のイベントは「真夏の赤間駅前 怪談グランプリ」。地域から集まった語り手による、身の毛もよだつ怪談話が駅前の夜を包み込みます。

都市再生推進法人 てんとせんが主催となり、宗像市との共催のもと実施された本イベント。宗像オカルト研究会、まちの本屋「むつらぼし」、市民活動団体「宗像ビブリオバトル倶楽部」といった多様なパートナーの皆さま、そしてさまざまな機材等を貸出くださった地元企業の皆さまのお力添えのもと、温かくも背筋がちょっぴり寒くなる、特別な夏の夜をお届けしました。

現場のリアルな熱気とともに、怪談グランプリ当日の様子をお伝えします。


幻想的な夕暮れから、怪談に息をのむ満員の夜へ

イベントがスタートした17:00ごろの赤間駅前は、土曜日ということもあり人通りもまばらで閑散とした雰囲気が漂っていました。「お客様は来てくださるだろうか…」、ホラーとはまた違った意味でぞっとする幕開けとなりました。

しかし、マジックアワーの幻想的な空のもと、一人、また一人と足を止める方が増えていきます。

マジックアワーの紫色の空の下、イルミネーションが灯る屋台と「怖い話あります」の看板
幻想的な夕暮れ時、イベントの雰囲気が徐々に高まっていきます。

余談にはなりますが、今回の会場づくりでひときわ目を引き通りすがる方の足を止めてもらえるきっかけとなったのが、株式会社くりえいとが古民家の建具などを活用して手作りした「組み立て式屋台」です。

温もりと味わいのある屋台が灯りに照らされると、普段の駅前広場が一気におしゃれで幻想的な空間へと変貌を遂げました。この屋台は今後、貸出等も予定している注目の空間アイテムです。

夕暮れの駅前広場に設置された障子と木材を使った組み立て式屋台
古民家の建具を活用した手作り屋台。今後の貸出も予定しています。

そして、メイン企画である「真夏の赤間駅前 怪談グランプリ」が始まる20:00を迎える頃には驚きの光景が。

どこから!?いつの間に!?と思うほど、たくさんの人々にお集まりいただき、怪談スペースとなった東屋(あずまや)の周りは立ち見が出るほどの超満員になったのでした。

ありがとうございました!

東屋で怪談を語る語り手と息をのんで聞き入る満員の観客たち
お札が貼られた東屋の中、語り手の一言一言に会場全体が静まり返りました。

手作りのお札やろうそく風の灯りが不気味な雰囲気を演出する中、語り手の一言一言に息をのんで聞き入る参加者の姿がとても印象的でした。

お話の内容や構成はもちろんのこと、声の抑揚まで計算された語り手さんの技術によって、会場の「怖」ボルテージが、静かに、でも確実にどんどん上がっていくのが遠目に見てもわかるほど。

夜の赤間駅前広場で東屋を囲むように集まった大勢の来場者
東屋に入りきれない方々が外からも熱心に耳を傾けていました。

グランプリ決定のアンケート集計中には、来場者の方が飛び入りで怪談を披露してくれる一幕もあり、会場全体が一体となって怪談の世界へ引き込まれていきました。

怪談中には、会場を通る方が立ち止まって「なにやってるの?」と聞いてくださることも多く、イベント内容をお伝えすると「聞きたいのに!時間がないからまたやってね!」「こわい!急いで通り過ぎるね!」「次はいつ?」「次は何する?」など、赤間駅前よりみちイベント「きてみー」にたくさんの方にご興味をもっていただける機会となりました。

木製テーブルの上に置かれた金襴の座布団とろうそく風LEDライト
語り手の雰囲気を盛り上げる小道具たち。準備中から不気味さが漂っていました。

現場で感じた「本」と「リアルな恐怖」が紡ぐ一体感

今回のイベントを通じて印象的だったのは、怪談というテーマが持つ強い求心力と、参加者の皆さまの「想像力の豊かさ」です。

出店していただいた「まちの本屋 むつらぼし」さん、市民活動団体「宗像ビブリオバトル倶楽部」さんがホラーや怪談にまつわる本を並べてくださったところ、多くの方が足を止め、熱心に本を手に取られていました。「怪談好きは読書好きでもあるのかもしれない」と感じさせる光景であり、デジタル時代だからこそ「紙の本」が持つ独自の魅力が引き立っていた瞬間でもありました。

キャンドルの灯りに照らされたテーブルに並ぶホラー・怪談関連の本と来場者
まちの本屋「むつらぼし」さんが怪談にまつわる本を出店してくださいました。

また、事前の告知期間が限られていたにもかかわらずチラシやご友人から聞いて駆けつけてくださったり、遠方からもわざわざ足を運んでくださった方がおられたりと、熱心な怪談ファンの多さには本当に驚かされました。

「生の語りで怖い話を聞けるのが本当に良かった」「しっかりと怖くて大満足」「またやってほしい」といったお声を多数いただき、語り手の皆さまの迫力ある語りと雰囲気作りが見事に実を結んだ形となりました。

ちなみに、雰囲気作りのために用意した風鈴が、当日の強風で想像以上に賑やかに鳴り響いてしまい、急遽鳴らないように縛られるという現場ならではのとほほなアクシデントもとてもよかったです。


日常に「ちょっと寄り道」のきっかけを。広がる赤間駅前の可能性

今回の「きてみー」第1弾を通して実感したのは、「明確な目的や魅力的な空間があれば、人は駅前に立ち寄り、滞在してくれる」という確かな手応えでした。

立ち寄ってくださった近隣の方々からは「ここでちょっと時間を潰せる場所が欲しかった」「何をやっているの?」「次はいつ開催するの?」といったお声を直接いただくことができました。

イベントの継続によって、「仕事帰りや休日に、ちょっと赤間駅前に寄っていこう」と思えるような、温かい日常の風景が作られていく可能性を感じています。

アンケートのご回答や直接お話しくださったご来場のみなさま、ご協力くださりありがとうございました。心より感謝申し上げます。次回からのイベントづくり、そして赤間駅前の魅力づくりにしっかりと活かしてまいります!


【次回予告】第2弾は9/13(日)開催!テーマは「BOUSAI PARK」

駅前よりみちイベント「きてみー」の第2弾は、2026年9月13日(日)に開催いたします!

テーマは、家族みんなで学べる「BOUSAI PARK」です。災害への備えは、特別なことではなく「普段から身近に感じておくこと」が大切。もしもの時に慌てないための知識や、楽しく体験できる防災コンテンツ、役立つ情報などを気負うことなく学びに来ませんか?

当日は、スタンプラリー参加者に数量限定で「防災食」のプレゼント(無くなり次第終了)もご用意しております。(予告なく変更する場合もあります)

皆さまのお越しを、スタッフ一同心よりお待ちしております!

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