30年来のレアル・マドリーファンである宮崎が、リーガのシーズン開幕に合わせて始めた新連載。Mu-Moのキッズデザイン賞受賞や世界遺産10周年記念アート制作など、9月第1週(9月1日〜8日)の出来事をお届けします。
みなさん、こんにちは!くりえいとの宮崎です。
繰り返しこのブログにも書かせていただきましたが、私は30年来のマドリディスタ(レアル・マドリーのファンということ)でして、リーガ(スペインのサッカーリーグ)のシーズン中は仕事の合間に試合を観戦しているのか、試合観戦の合間に仕事をしているのか、そんな日々を過ごしております。
そんなわけで、シーズンの開幕したマドリーと、リアルな私自身とをリンクさせながら、くりえいとの日常を描写してみようと考えています。
9月1日〜3日:新しい出会いと深い対話
9月1日
福祉施設で夜勤に従事してくれている社員の方々への健康診断の受診勧奨。
このコーポレートサイトは人を集めるために作ったのだが、その成果検証。今月はとっておきの不動産情報を出すことなど決める。
弊社所有の地島の一軒家にアーティストが生活しながら作品を制作する、アートインレジデンスの打合せ。いよいよ9月から島生活をしていただく。
夜、会食。とある世界的ブランドの企業の方が語られた、人間に必要なのは3つのことのバランスだ、というのが耳に残った。
その3つは、お金、健康、愛情。この3つが同じぐらいにバランスされているのが幸せらしい。日本の最高富裕層クラスが幸せそうでないのは、「お金」が突出していて、その他がそのレベルにないから。
あとは、アートと哲学、日本の社会主義など、おもしろい話を聞かせていただいた。
この夜、沖ノ島が女人禁制であることの会話の流れで、権宮司が仰っていた、「古事記や日本書紀には女性が活き活きと描かれている」「日本の神様はだいたい男性と女性が半々」などのお言葉も、無形の資産の活用、ということを改めて考えさせられるきっかけになった。
この日、ヨーロッパのフットボール移籍市場がクローズした。マドリーに来たい来たい駄々っ子状態だったエンゾはマン・シティに。
求人のお問合せをいただく。月初から縁起がよい。
9月2日
響きあうアート宗像さんの、アートバスツアー、主催のみなさんと付加価値向上策を考える。自分がお金を出しても参加したい企画になるといい。それが一番のマーケティング。
世界遺産10周年記念アート制作の最終段取り。宗像市のアート&パフォーマンスのカラリズムリサさんとの企画。中学生とリサさんが、10周年を迎える世界遺産を記念する作品を制作する。こういう体験が遺産として学生さんの心に残っていってほしい。無形の。
なぜか本日も当社への入社応募が入ってくる。
9月3日
一番嫌いな月初めのグループ全体の会議デー。一日、非生産的な会議に参加するかたわら、内職(ドキュメント作成など)に励む。
罪の意識からか、罰について考える。私はバケツ持って学校の廊下に立たされていた最後の世代なのか、など考える。
9月4日〜5日:Mu-Moキッズデザイン賞とベティス戦
9月4日
明け方にベッドで少量の嘔吐。原因不明。
久しぶりの雨。農業関係者の方々、(もちろん正助ふるさと村にとっても)の慈雨となればよい。
社協さんで後見人制度関連の難しい案件の打合せ。これから地方の不動産の所有権移転はこのような課題の解決が主となっていくだろう。なにかできることを考えたい。
Mu-Moがキッズデザイン賞をいただいた件の撮影(コメントは弘江組の中野社長に依頼)。昭和の私にとって、写真を撮られるのはいつもきまり悪い。レンズに向かって笑えない。

Mu-Moが子どもと一緒にすくすく成長し、たくさんのものをプレゼントできる施設に育ってくれることを改めて祈る。
図面・見積打合せ(本当に最近の建築コスト高はおそろしい)や弁護士対応、イベント準備などする。
9月5日
ベティス戦(0-1)。モウ前政権時代にやたらとモウが煽ったコーチ・ペジェグリーニが率いるベティス。ピッチにはイスコ、フラン・ガルシア、そしてベンチにはダニ・セバージョス、と元マドリーの懐かしい面々。
序盤からハイプレスが全くハマらないので、どうしてもマドリーはリトリートが前提になる。
ヴィニからのおぜんたての、ビッグチャンスを珍しく決めきれないエムバペ。俺たちのジュードは、途中から見えなくなった。暑熱に負けたか。
エスピの幻の同点ゴールはスーパーだった。その後のエムバペのPK失敗含め、「なんかうまくいかんなー」という気配のようなものに飲まれてしまった。
モウが大人になった。試合後にちゃんとペジェグリーニと握手。コメントでもレフェリーのジャッジについて語らず、ただベティスへの皮肉はこれまで通り。
「引き分けを目指してプレーし、運が良かったベティスにおめでとう」
モウの気持ちは分かるが、実際のところゲームプランで優っていたのはベティスだった。もちろん悔しいけど。
Mu-Moホテルの現地打ち合わせを、(申し訳ないが)社員旅行中の飛騨五木さんたちと。
赤間駅内で制作中のパコアンと立ち話していたら、カメラマンの松本さんも合流。パコの制作が落ち着いたら一杯、ということに。
夜、知人と最近読んだリチャード・ローティの哲学のことを語り合う。構造を超えるということについて(たまにはマジメな話もしているアピール)。
9月6日:世界遺産10周年記念アート制作
世界遺産10周年記念アート制作in宗像大社&海の道むなかた館。カラリズムリサさんと宗像市内の中学生が、来年の世界遺産10周年を記念するアートを制作するお手伝いで同席させていただく。大社の見学から、世界遺産の学び直し、そしてアート制作。

とても素敵な作品に仕上がったので、ぜひ「みあれ芸術祭」期間中に宗像大社でご覧ください(2027年度以降は福岡県庁ロビーを飾ります)。
なぜかマドリーを愛するおじさんまでも元気になる企画だった。
9月7日〜8日:本屋さんづくりと通勤の楽しみ
9月7日
本屋さんづくりの関係で面談。思いっきり、かつ、つつましく、本屋さん(とその先の)企画について意見を交わす。ついでに内田樹の本を購入。
市内でシビアな打ち合わせをして、DMO役員会出席。DMOには地域にまつわるおもしろいデータがたくさんたくわえてある。公開できるものは市民のみなさんに広げ、集合知にしてしまいたいな、などと考える。
それにしても、朝から晩まで、お腹の調子悪し。
9月8日
梅雨のさなかに宗像市に住み始めた。安の倉のフラットを出て、およそ20分で会社に着く。
通勤中の楽しみは、泉ケ丘の交差点だ。
ここには、通学路見守り隊おじいさんたちが、一つの交差点に大量5人〜6人配され、子どもたちの通学を見守っている。
このおじいさんたちは、青信号になるたびに、子どもたちの横断のためにサッと旗を45度掲げる。その勇ましい姿には、まるで銃後を守る退役兵の趣きがある。
毎朝、私はこの光景を見るたびに、映画『フル・モンティ』のとあるシーンを思い出さずにいられない。
『フル・モンティ』はとてもハートフルなコメディで、劇中、ダンスの練習のシーンに、「オフサイドトラップを仕掛けるように一列で動いて、トニー・アダムスのように手を挙げる!」「ヘィ!」みたいなフットボールファン爆笑のやりとりがある。
私は、それをどうしても思い出す。
退役兵のみなさんたちの旗が青信号と同時に、パッと掲げられるのを見て、私はこの愛しき退役兵(アーセナルのバックス陣)たちに親近感と感謝を抱かずにはいられない。
いや、もっと言えば、一つの交差点に5バックのガチガチの守備ブロックをつくれるのは、古きイタリアのカテナチオしかないかもしれない。
というわけで、明日はCLのインテル(イタリア)戦。
みなさま、よい一週間をお過ごしください!