福岡県宗像市でのくりえいとビジネスカップ、事前ちょいだし

2026.01.26

こんにちは!放浪の旅に出たい宮崎です。

3月8日開催予定の「くりえいとビジネスカップ」、いよいよ応募締め切りが近づいてきました。
現在は、すでにご応募いただいている皆さんとの「予備審査(面談)」を順次実施しているところです。

今回のご応募内容も実に多彩で、「そんな切り口があったか!」と思わされるアイデアが次々と登場しており、面談のたびに私の方が良い刺激をいただいています。


応募締切間近、くりえいとビジネスカップで交わされる刺激的な対話

そんな中、特に強く印象に残ったアイデアのひとつが、ウルシの樹液を採取したあとの廃材を活用した、ウルシによる草木染めの取り組みでした。
本選に出場されるかもしれませんので、詳しい内容はここでは割愛しますが、資源を無駄にせず、自然と向き合いながら価値を生み出す、とてもエシカルで持続可能なビジネスアイデアです。

ウルシの廃材をチップ状に加工したもの。草木染めの染料として用いる素材のアップ
ウルシの廃材をチップ化した染料素材。

あまりにも興味をそそられてしまい、

論より証拠

啼かぬなら 7秒待とう ホトトギス

がモットーの私は「ぜひ一度、実際に染めてみたい」とアイデアパーソンのMさんにお願い。
二つ返事で快諾いただきました!

後日、Mさんのご自宅で、簡易的ではありますが“染め実験”をさせていただくことに。


ウルシの廃材から生まれる価値──アイデアを“体験”して確信したこと

事前に用意していただいた染料を鍋に入れて加熱し、一定の温度に達したところで弱火をキープ。その中にシャツを浸し、ムラが出ないよう丁寧に染料を行き渡らせていきます。
その後、色素をしっかり定着させる工程を経て……完成!
仕上がりは、ぜひ写真をご覧ください。

染色前の白いTシャツ(使用済み)。ウルシ染めの実験に用いるベース素材
染色前のTシャツ(使用済み)。ここから色が入っていきます。
ウルシ染めで染色した後のTシャツ。落ち着いた黄土色(マスタード系)の色味に仕上がっている
染色後のTシャツ。自然由来の色の深みが出ました。

どうですか、この色合い。この風合い。
自然から生まれた色が、布にしっとりと馴染んでいて、思わず見とれてしまいました。

せっかく生まれたこのご縁。


宗像発の挑戦が広がっていく予感と、ビジネスカップ本選への期待

来月以降、このウルシ染めで作ったシュシュを、宗像市全天候型子ども広場「Mu-Mo(ムーモ)」で販売し、応援していく予定です。
写真では伝えきれない色味や質感がありますので、ぜひムーモで実物を手に取ってご覧ください。

板状にカットされたウルシの木材。廃材活用の素材としての状態が分かる写真
板状にカットされたウルシ材。ここから“使い切る”発想が広がります。

福岡宗像の地から生まれたひとつのアイデアが、誰かの暮らしを少し楽しくしたり、世界の見え方を変えたりする。そんな未来は、もうすぐそこまで来ている気がします。

なお、3月のビジネスコンテスト本選は宗像ユリックスでの公開イベントです。
「どんなアイデアが出てくるのか気になる」「地域発の挑戦を応援したい」という方は、ぜひ会場に足をお運びください。


編集部あとがき


くりえいとビジネスカップ」が始まる

自分自身スモールビジネスの立ち上げやスタートアップ2社を経験し、ピッチコンテストなどにもかかわってきた。

ビジネスカップ地と聞くと薩摩藩・島津義弘公の教えともいわれる薩摩の教えを思い出す。元は「男の順序」とついていたが、今なら挑戦者の順序か。

1、何かに挑戦し、成功した者

2、何かに挑戦し、失敗した者

3、自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手伝いをした者

4、何もしなかった者

5、何もせず、批判だけしている者

6、何もせずに批判するだけではなく、足を引っ張る者

今回のくりえいとビジネスカップの参加者は1か2に該当するであろう。それをサポートされる方々は3にあたる。もちろん「雌伏の時」というように、じっと力を蓄え、4「何もしなかった者」となるときもあるかもしれない。

市中には5、6のような人もいる。批判だけではなく、あろうことか足を引っ張てくる人物もいる。
「宗像では無理」「あなたにはできっこない」「損するだけ」そう言った言葉を聞くこともあるだろう。

わかる。
批判したい人の気持ちも。

だが、「くりえいとビジネスカップ」では、そんな否定的な声を無視して、福岡県宗像発のアイデアやビジネスを盛り上げていきたいと考えている。
本イベントのみならず、様々なアイデアや、ビジネスの種を聞き、宗像にはチャレンジができる土台・土壌があるとなるように。
くりえいとビジネスカップ」はその一助になれればいいと思っている。

中川

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