同級生が継ぐ豆腐屋へ。八木山地蔵豆腐の工場見学で知った、手間と技の裏側

2026.03.09
豆乳が豆腐へと変わる運命の瞬間

タイトルだけ見ると豆腐作りの現場を見学に行ったのだろうと思う、その通りなのだが、この地蔵豆腐の社長は私の同級生。

以前、右記事で豆腐好きを自認している当社代表のことを知っている人もいるかもしれないが、なぜ豆腐好きなのかは未だに謎。寝ても覚めても豆腐と言っている訳ではないが、一応、私は方々に「豆腐々々」と言っていた。そしたら、ふっと思い出した!同級生に豆腐屋の社長がいると。


同級生が継ぐ、まちの豆腐屋

私が生まれ育った町は商売人の多い街で、担任が「親が会社員の人?」と聞いて手を挙げたのはわずかに4人。おそらくクラスに40人は居た。当時は、親が自宅で商売をしているのが当たり前で、何とも思っていなかったが、高校大学社会人と進むにつれて、かなり変わった環境だったことが分かった。

同級生には印鑑屋、自転車屋、牛乳屋、製麺屋、乾物屋、畳屋、洋服屋、魚屋、肉屋、青果店、クリーニング屋、仕出し屋、靴屋、履物屋(下駄・雪駄)などなど、暮らしのそばにあるような職業は全てそろっていた。今家業を継いで営んでいる友人は半数にも満たないが、その1人が八木山地蔵豆腐の社長。

年末に同級生と飲んだ時にも一緒になり、豆腐作り見学させてほしいとお願いした。互いに忙しく、なかなか連絡ができなかったが、定休日の日なら対応できるということで、とある金曜日に代表と一緒にお邪魔することになった。


初めて知った、豆腐づくりの奥深さ

弊社代表は、豆腐好きを自認しているので、豆腐工場見学は2回目、製造工程もかなり勉強していて、案外分かっている風に聞いている。ところどころ質問したり、メモを取ったりして。私はと言えば初めての豆腐工場見学なので全てが目新しい。普段は大きな釜で作るらしいが、この日は定休日ということもあり、電極がついた機材で仕込んでいく。初めて知ったが豆腐作りは、すべて同じ豆乳を使うそう。にがりの打ち方や熱を加えた後の工程で、絹、木綿、寄せ、ざるなどの種類に分かれていくということ。イメージ的には絹が一番高級で手間がかかりそうであるが、木綿の方が倍の工程がかかり、金額は変わらないという謎の金額設定。とにかく豆腐は安い。


写真で追う、豆腐づくりの工程

ここからは、今回見せてもらった豆腐づくりの工程が分かる写真をまとめて紹介したい。豆乳が固まり、形になり、商品としての豆腐に仕上がっていくまでには、想像以上に多くの手間と判断が積み重なっていた。


豆腐は冬より、夏に売れる

そしてもう一つ、豆腐は夏の方が売れるということ。てっきり冬の方が売れると思っていたのでビックリ!売り場面積も倍違うらしい。言われてみたら、そうなのだが、冬の豆腐は鍋に入れる。鍋に入れる豆腐は安い木綿豆腐。その豆腐は脇役で蟹や肉が主役。しかし、夏は豆腐が主役になれる。豆腐そのものを楽しむのだ。大豆の味わい豊かな豆腐を選んでいる記憶が蘇る。


職人の手仕事と、積み重ねた試行錯誤

豆腐を作りながら我々の質問にも答えてくれる。今までに試行錯誤したことが分かる。「こうしたらどうなの?」という素人質問にも、「それもやってみたけど味がよくなかった」と的確に応答してくれる。飲んでいるときの姿しか見たことがなかったが、立派な職人であり、会社の代表なんだなと改めて感じた。


濃厚な豆乳と、また行く理由

そして帰り際、豆腐作りで使っていた豆乳の小分け袋をお土産でいただく。翌週、社員が飲んだ感想は「豆腐を飲んでいるみたい」。私も飲んでみたが濃厚でうまい!これを求めて買いに来る人もいるそう。

残念ながら定休日だったため豆腐の商品は購入できなかったが、再訪する理由として残しておこう。そして、定休日に開けてくれたにもかかわらず手土産の一つも持って行かずにごめんm(__)m

今度、差し入れを持参します。

持つべきものは友とはこういう時にいうのではないかもしれないが、本当に感謝。

とうばん、ありがとう!

天野

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