むなかた読書部「本とコーヒーと、わたしたち。」

2025.11.11

本を読むことは、静かな対話でもあり、まちを感じる行為でもあります。
むなかた読書部は、そんな“読む時間”を通して人と人が緩やかにつながる場所。
ページの向こうに広がる世界を語り合いながら、暮らしや想いが少しずつ交わっていく——
この連載では、本と人とまちのあいだに生まれる小さな物語を企画担当の”遊び場事業部 H”が綴っていきます。

月に1度、ゆったりと本と向き合う時間を楽しむ「むなかた読書部 本とコーヒーと、わたしたち。」。先月、第6回目を迎えたこの企画は、私自身の「本好きな人同士の交流をもっと増やしたい」という思いから生まれました。
参加者はお気に入りの1冊を持ち寄り、美味しいコーヒーとおやつを片手に、本について、あるいは自分自身について語り合います。その時間は約1時間半。笑顔と温かな会話に満ち、本が人と人をつなぐ架け橋となる瞬間に、毎回感動しています。

「本を通して相手に質問をする」ただひとつのルール

ルールはただ1つ、本を通して相手に質問をすること。
このシンプルなルールが、会話に自然な深みを生み、参加者同士の距離をぐっと近づけます。
たまに予想もしない方向から質問がくることもありますが、それがまた新しい問いに繋がることもあって面白いのです。

「夢中になれる理由」をめぐる対話の楽しさ

先日は料理人の本の話から「あなたにとって夢中になれることって何ですか。またその理由は?」という質問がありました。
各々夢中になれるものやその理由を語ったあと、ある方が「マラソンや駅伝を見るのが好きなんだけど、理由が分からない」と言いました。
そこから、「ずっと泳いでいる魚を見るのと似てる?」や「恋も理由はないけど夢中になる」と話が展開。
明確な答えは出ないけれど、このよく分からない感覚を別の体験から探ってみる。
こんなやり取りをお互いに楽しめるのがこの読書部の魅力の1つです。

好きなことを語る大人が増えるまちへ

私は「好きなことを通じて人と交流する喜び」を大切にしています。
まちを歩けば、あちこちで自分の好きなことを楽しそうに語り合う大人たちの姿がある——
そんな光景を、読書部を通してもっと増やしていきたいのです。

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