こんにちは。遊び場事業部の長谷川です。 2025年12月6日、宗像市に新たな子どもの遊び場が誕生しました。全天候型こども広場「Mu-Mo(ムーモ)」がついにオープンしたのです。国産木材をふんだんに使用した温かみのある木造施設で、3つの棟にはそれぞれ「ぐるぐるハウス」「だんだんハウス」「もぐもぐハウス」という特徴的な名前が付けられています。天候に左右されず、子どもたちが思い切り身体を動かし、考え、工夫しながら遊べる空間が広がり、0歳から小学生まで幅広い世代が楽しめる場となりました。
市民の声から始まった、地域と育てるプロジェクト
Mu-Moの開業は、市民の声が出発点です。以前から「宗像に安心して遊べる室内施設が欲しい」というお母さん方の要望が寄せられ、猛暑や厳冬といった気候の影響を受けない“全天候型”のニーズが非常に高まっていました。市の公募事業としてスタートした本プロジェクトは、宗像市の広報にも強く後押しされ、地域と共に歩みを進めてきました。そしてオープン当日には、市・運営会社・地域団体による三者連携協定を締結。今後は、市内の3歳児・5歳児への毎年の無料招待券配布に加え、市民団体と協働したマルシェや地域祭りの開催も予定されています。Mu-Moは、単なる“遊び場”にとどまらず、宗像の未来を地域ぐるみで育てるためのプラットフォームとして動き始めています。

「君の明るさと運に賭けます」から始まった挑戦
この日を迎えるまでの道のりは、振り返ればとても濃く、目まぐるしい一年でした。まさか自分がMu-Moの店長を務めることになるとは想像もしていなかった頃、経験も肩書きもない私に、弊社代表の宮崎は「君の明るさと運に賭けます」と言って採用してくださいました。最初に与えられたミッションは「友達をたくさん作ってください」。当初は“これが仕事になるのだろうか”と戸惑いもありましたが、今では“それこそが仕事の本質だった”と心から感じています。 何をどう進めればよいのか手探りの状態で、子どもの教育に関わる多くの方々にアポを取り、Mu-Moがまだ形になる前から、「こんな場所をつくりたい」という想いだけを胸に動き続けました。
193件の想いが集まって生まれた名前「Mu-Mo」
特に強く印象に残っているのが、Mu-Moの愛称公募です。代表 宮崎の何気ないひと言をきっかけに「じゃあやってみましょう」と始めたものの、実際の準備は想像以上に大変でした。応募フォームの作成、広報調整、選考体制の設計…。プレスリリースという言葉すら知らなかった私は、右も左も分からないまま走り続けました。それでも多くの方に支えられ、最終的には193件もの応募が集まり、「宗像で木育を」という想いを込めた「Mu-Mo」という名前が生まれました。

「生きる力」を育てる場所をつくりたかった理由
Mu-Moを語る上で欠かせないのが、「生きる力を育てる」というテーマです。私は幼い頃、自分の意見を表に出すことが苦手で、人の目を気にしすぎて息苦しさを感じる子どもでした。そんな私を変えてくれたのが“演劇”という表現の場でした。自分の内側にある気持ちや発想をそのまま表現できる場は、子どもにとって大きな力になる——その原体験があったからこそ、ぐるぐるハウスには小さなステージをつくっていただきました。子どもたちが自由に表現し、「ここにいていい」と自然に思える場所であってほしいと願ったからです。自分で自分を傷つけない心の在り方が「生きる力」のひとつだと考えています。

宗像の未来を照らす“小さな実験室”として
Mu-Moは、これからも新しい挑戦を積極的に行っていきます。大人が本気で楽しむ姿を子どもに見せ、遊びの中にある学びや表現の力を、地域と共に育んでいきたいと考えています。宗像の未来を照らす“小さな実験室”として、ここからどんな物語が生まれていくのか、ぜひ楽しみにしていてください。 面白いことを、面白いからやる——そんなシンプルな挑戦が当たり前に言える場所であり続けたいと思います。
オープン前の現場研修のコラムは↓こちらから
Mu-Moの施設内が見られる動画は↓こちらから